筋トレの効果的な時間はいつ？中医学の視点から

2024年11月27日 2024年11月27日

aoi@nekosuki

中医学における五臓六腑と時間帯の関係は、「子午流注（しごるちゅう）」という理論を基にしています。この理論では、1日24時間を12の時間帯に分け、各時間帯で特定の臓腑が最も活発に働くと考えます。これを理解することで、体調管理や生活習慣の改善に役立てることができます。

以下に、五臓六腑の働きとそれに対応する時間帯をまとめましたのでご紹介します。

五臓六腑の働きと時間帯

時間帯	臓腑	働き
午前3時〜5時	肺	肺が活動し、体に新鮮な気を巡らせる時間。深呼吸や早朝の散歩が効果的。
午前5時〜7時	大腸	排泄の時間帯。腸の動きが活発になるため、朝にトイレに行く習慣をつけると良い。
午前7時〜9時	胃	胃が食べ物を受け入れ、消化する時間。朝食をしっかり摂ることでエネルギー補充ができる。
午前9時〜11時	脾	食べたものから栄養を吸収し、全身に運ぶ時間。脾の働きを助けるためには食べ過ぎに注意。
午前11時〜午後1時	心	血液を全身に送り届け、心を養う時間。リラックスした昼休みを過ごすと良い。
午後1時〜3時	小腸	栄養を体内で分配する時間。昼食後は軽い散歩で消化を助けるのが効果的。
午後3時〜5時	膀胱	老廃物の排出が活発になる時間。水分をしっかり摂り、尿を排出する。
午後5時〜7時	腎	腎がエネルギーを蓄える時間。リラックスして体を温め、疲れを癒す工夫をする。
午後7時〜9時	心包	心を守り、リラックスする時間。軽いストレッチや読書で心身を穏やかに整える。
午後9時〜11時	三焦	気と水分の巡りを調整する時間。早めに就寝し、体を休めることが大切。
午後11時〜午前1時	胆	新しいエネルギーを生成し、体を回復する時間。深い睡眠を取ることが重要。
午前1時〜3時	肝	血液を浄化し、毒素を排出する時間。睡眠中に肝の働きが活発になる。

活用のポイント

生活リズムを臓腑の時間帯に合わせる
- 朝早く起きて肺や大腸の活動を促進する。
- 午後11時までに寝ることで、胆や肝の働きを助ける。
不調を感じる時間帯を観察
- 決まった時間帯に症状が現れる場合、その時間帯に対応する臓腑のバランスが崩れている可能性がある。
食事や睡眠のタイミングを見直す
- 胃と脾が活発な午前中にしっかり食べ、夜は軽めにする。

五臓六腑の時間帯を意識することで、自然のリズムに沿った健康的な生活が目指せます。あなたの日々の薬膳や健康習慣に、この理論をぜひ取り入れてみてください！

中医学の視点を取り入れると、筋トレを行うのに適した時間帯は、気（エネルギー）や血液の流れがスムーズで、身体が活動的な状態になっている時間がベストです。

効果的な筋トレの時間帯は？

午前9時～11時（脾の時間）
- この時間帯は脾が働き、食べた栄養を全身に運ぶ時間です。
- 朝食で得たエネルギーが身体に巡り、筋トレで効果的に利用されます。
- 有酸素運動やストレッチを取り入れた筋トレに最適。
午後3時～5時（膀胱の時間）
- 老廃物の排出が活発になり、血流も良くなります。
- 身体が最も温まりやすい時間帯なので、高負荷の筋トレに適しています。
- 運動後に十分な水分補給をすると、膀胱の働きを助けることもできます。
午後5時～7時（腎の時間）
- 腎は生命エネルギーを蓄える場所とされ、夕方にはそのエネルギーが充実します。
- 筋力強化や体力向上を目的とするトレーニングに良いタイミングです。
- トレーニング後は体を温め、腎を休めるリラックスタイムを意識してください。

筋トレにはあまり効果はない？避けたほうがいい時間帯

午後9時以降（心包や三焦の時間）
この時間はリラックスして休息を促すことが重要で、激しい筋トレは避けるべきです。夜遅くの運動は、交感神経を刺激し、眠りの質を悪化させる可能性があります。
早朝（午前3時～7時の肺や大腸の時間）
起きたばかりの体はまだリラックスした状態で、激しい運動は体に負担をかけます。軽いストレッチやウォーキング程度にとどめるのがおすすめです。