捻挫したときの薬膳とは、回復を早めるおすすめ食材と養生法

捻挫が起こる原因は?
スポーツや日常生活で起こりやすい「捻挫」。
足首をひねることで靭帯や周囲の組織に炎症が起こり、腫れや痛みを伴います。
整形外科的には安静・冷却・圧迫・挙上(RICE処置)が基本です。では中医学(薬膳)の視点では、何か生活に取り入れることはあるんでしょうか?中医学の視点で捻挫は、「気血(きけつ)の流れ」が滞ることで回復が遅れると考えます。
そのため、食事で血流を促進し、炎症を鎮め、組織の修復を助けることが重要です。
薬膳で考える捻挫の回復ステップ

回復期(腫れが引いてきた時期)
「活血(かっけつ)」と「補気(ほき)」を意識。
血行を良くし、損傷した組織の修復を助ける食材が必要です。
急性期(炎症・腫れ・熱感)
「清熱(せいねつ)」と「消腫(しょうしゅ)」がポイント。
体の熱を鎮め、腫れや痛みを和らげる食材を取り入れます。
捻挫におすすめの薬膳食材
オススメ食材
緑豆(りょくとう):体の余分な熱を冷まし、腫れや痛みを和らげます。急性期に最適。
冬瓜(とうがん):利尿作用でむくみを改善し、炎症を鎮める働きがあります。
黒豆(くろまめ):血流を促進し、腫れを引かせ、関節の回復をサポート。
なつめ(棗):気を補い、体力回復を助ける万能食材。
生姜・ねぎ:回復期には血行を促し、治癒を早めます。
緑豆、冬瓜、黒豆は急性期に、なつめや生姜・ねぎは、回復期にオススメです。
捻挫になったら?簡単レシピ例

捻挫の回復期におすすめの薬膳食材
腫れが落ち着いたら、「血行を促し修復を助ける」食材へシフトします。
- 黒豆:血の巡りを良くし、筋や骨を強化
- なつめ:気血を補い、体力回復を助ける
- 当帰(とうき):血を補い巡らせる(漢方でも使われる)
- 鶏肉:高たんぱくで筋肉や靭帯の修復に最適
- 生姜・ネギ:体を温め、血流を改善
👉 煮込み料理やスープに取り入れると消化吸収も良くなります。
捻挫回復を助ける薬膳レシピ例
黒豆と鶏肉の薬膳スープ
- 鶏手羽元 … 4本
- 黒豆 … 大さじ3(前日から水に浸す)
- 生姜 … 2〜3枚
- なつめ … 3粒
- 水 … 600ml
弱火で1時間ほど煮込み、塩で軽く味を整えます。
黒豆は血流を促し、鶏肉は筋や靭帯の回復をサポート。捻挫後の回復食にぴったりです
捻挫についてよくある質問(FAQ)

捻挫したらすぐ温めて良いですか?
急性期は冷却が基本です。温めるのは腫れや熱が引いた回復期になってからが安全です。
薬膳は毎日食べても大丈夫?
体質や体調に合わせて取り入れましょう。慢性的な違和感がある場合は医師や専門家に相談を。
まとめ
- 捻挫直後は「清熱・利水」の食材(緑豆・きゅうり・豆腐)で炎症を抑える
- 回復期には「補血・活血・補気」の食材(黒豆・鶏肉・なつめ)で修復をサポート
- 日本の気候特有の湿気も関係しているため、食材選びは季節性を考慮すると効果的
薬膳はあくまで体を助けるサポート。ひどい腫れや痛みがある場合は必ず病院で診察を受け、食事で無理なく回復をサポートしましょう。