2月の旬の食材を中医学で楽しむ!春に向けた体づくりのコツ

1月も寒いですが、これから2月もまだまだ寒さが続く時期ですよね。ですが、実は2月は暦の上では「立春」を迎え、春の準備を始める大切な時期なんです。そんな大切な時期には、冬の冷え対策をしつつ、春に向けて体を整えることがポイント!

中医学(薬膳)の視点から、2月の旬の食材とその効能をご紹介します。ぜひ日々の食卓に取り入れてみてくださいね。


冬は「腎」を養う季節

中医学では、季節ごとに体の「五臓」が活発になると言われています。冬は「腎」が活躍する季節で、体をしっかり休めて内側から元気を蓄えることが大切です。
とはいえ、外はまだ寒く乾燥も気になる時期。冷えと乾燥を防ぐため、食べ物で体を潤し温めて、無理せずゆっくり過ごすのがおすすめです。


2月の旬の食材と効能

旬の食材は栄養満点で体に優しいですが、選び方や食べ方にコツがあります。

ほうれん草

  • 効能:血を補い、免疫力アップや高血圧予防に効果的な「補血類」。
  • 注意:実は豆腐と一緒に食べると相性が悪いので要注意です。

ゴボウ

  • 効能:毒素を取り除き、腸内の熱性便秘を改善。
  • 注意:体を冷やす性質があるため、冷え性の人は控えめに。

小松菜

  • 効能:体を潤し温める「滋陰類」。咳や肌荒れの改善、肺を潤す効果も。
  • 注意:レバーや人参、きゅうりとの食べ合わせは避けましょう。きゅうりにも人参と同じく、ビタミンCを分解する酵素(アスコルビナーゼ)が含まれています。そのため、小松菜の持つビタミンCが減ってしまい、せっかくの健康効果が半減してしまいます。

キャベツ

  • 効能:胃腸を元気にし、風邪予防や疲労回復に役立つ「補気類」。胃の不調や胸焼けにも◎。

デコポン

  • 効能:気の巡りを良くする「理気類」。ストレスや不眠、偏頭痛の改善にも。

ブロッコリー

  • 効能:エネルギーを補う「補気類」。疲労回復や胃痛改善、肌のトラブルケアにも効果的。

サバ

  • 効能:むくみ予防や慢性的な咳の改善、動脈硬化対策に最適な「補気類」。

2月におすすめの食材

旬の食材だけでなく、この季節に特に体を助ける食材も合わせてご紹介します。

潤いを与える「滋陰類」

「滋陰類」について

小松菜、いちご、キウイ、ゴマ、黒豆、カニなど
肌や喉の乾燥対策に!

エネルギーを補う「補気類」

「補気類」について

山芋、にんじん、鶏肉、はちみつ、栗など
疲れやすい時の元気チャージに!

気の巡りを良くする「理気類」

「理気類」について

柑橘類(デコポンなど)、そば、玉ねぎ、ジャスミンなど
春先のストレスやイライラを和らげます。


冬の過ごし方ポイント

まだまだ寒さが厳しい2月は、「体を温め、無理をしない」が基本です。

オススメの温めるツボについてはこちら:冬の寒さ対策!風邪予防!インフルエンザ予防に温めるなら風門!

特に頭や首元を温かくして、軽いウォーキングで体をほぐしましょう。

そして、食事では「補う」ことを意識しましょう。バランスの取れた食事で春に向けた準備を整えましょう!

この季節の不調を防ぎながら、春を気持ちよく迎える準備を整えることで、心も体もスッキリした春を迎えることができますよ。


2月の食材を取り入れ、季節の変わり目を健やかに乗り切りましょう!

冷えや乾燥から守る食材と、春に向けたエネルギー補給が鍵。日々の食卓で体をいたわりながら、季節の移ろいを楽しみませんか?

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