春夏秋冬、季節ごとの薬膳って？自然と調和した健康的な食事法
aoi@nekosuki
薬膳は、中医学に基づき季節ごとの体の変化に対応する食事法です。
自然と調和し、五臓六腑のバランスを整えることで、より健康的で快適な生活を送ることができます。今回、春夏秋冬それぞれの季節に合った薬膳のポイントと、おすすめレシピをご紹介します。
春の薬膳：デトックスとリフレッシュ
春の特徴: 冬に溜まった老廃物を排出し、体を軽くする季節です。肝臓をケアし、活力を養う食材を選びましょう。
おすすめ食材
- 緑色の野菜: ほうれん草、小松菜、春菊（肝臓をサポート）
- 山菜: ふきのとう、タラの芽（苦味が代謝を促進）
- 豆類: えんどう豆、そら豆（デトックス効果）
レシピ：春野菜のスープ
材料:
- 小松菜 1束
- 春菊 1/2束
- ふきのとう 3個
- 豆腐 1丁
- 出汁 500ml
- 塩・醤油 適量
作り方:
- 野菜を食べやすい大きさに切り、さっと茹でる。
- 出汁を火にかけ、野菜と豆腐を加える。
- 塩と醤油で味を整え、春の香りを楽しみましょう。
夏の薬膳：体を冷やしながらエネルギー補給
夏の特徴: 暑さで疲れやすくなるため、体を冷やす食材と潤いを与える食材を選ぶのがポイントです。
おすすめ食材
- ウリ科の野菜: きゅうり、ゴーヤ、冬瓜（清熱効果）
- フルーツ: スイカ、メロン、オレンジ（水分補給）
- 白きくらげ、豆腐: 胃腸を整え潤いを補給
レシピ：冬瓜と鶏肉のスープ
材料:
- 冬瓜 1/4個
- 鶏むね肉 200g
- 生姜 1片
- 鶏ガラスープの素 小さじ1
- 塩 適量
作り方:
- 冬瓜を一口大に切り、鶏肉は薄切りにする。
- 鍋に水と鶏ガラスープの素を入れて火にかけ、冬瓜と鶏肉を煮る。
- 塩で味を整え、生姜をお好みで加えて完成。
秋の薬膳：乾燥対策と免疫力アップ
秋の特徴: 空気が乾燥する季節。体に潤いを与える食材で、喉や肌の乾燥を防ぎましょう。
おすすめ食材
- 白い食材: 梨、大根、山芋（潤い効果）
- きのこ類: しいたけ、舞茸（免疫力アップ）
- ナッツ類: アーモンド、クルミ（体を温める）
レシピ：梨とハチミツのデザート
材料:
- 梨 1個
- ハチミツ 大さじ1
- シナモン 少々
作り方:
- 梨を薄切りにし、耐熱皿に並べる。
- ハチミツをかけ、シナモンをふりかけて電子レンジで加熱（約2分）。
- 温かいデザートで秋の潤いを楽しめます。
冬の薬膳：体を温めエネルギーを蓄える
冬の特徴: 寒さが厳しい季節は、体を温める食材を取り入れて、エネルギーを補給しましょう。
おすすめ食材
- 温性の食材: 生姜、ニンニク、ネギ（体を芯から温める）
- 根菜類: ごぼう、人参、大根（エネルギーを補充）
- 赤身の肉や魚: スタミナをつける
レシピ：根菜と豚肉の鍋料理
材料:
- 大根 1/2本
- ごぼう 1本
- 人参 1本
- 豚バラ肉 200g
- 味噌 大さじ2
- 出汁 500ml
作り方:
- 根菜を一口大に切り、鍋で軽く炒める。
- 出汁と味噌を加え、豚肉を投入して煮込む。
- 完成した鍋は体をしっかり温めてくれます。
春夏秋冬、四季に薬膳を取り入れるヒントって？
- 五色を意識する: 赤・青・黄・白・黒の食材をバランスよく選ぶ。
- 旬の食材を活用する: 季節ごとの食材は、自然のリズムに合った栄養を提供します。
- 陰陽五行を応用する: 体を温めるか冷やすか、食材の特性を理解して選ぶ。
まとめ
春夏秋冬、四季に合わせた薬膳を日常に取り入れることで日々の生活で養生できたら良いですよね！
季節ごとに体の調子を整えてみてくださいね！
