冬の寒さ対策!風邪予防!インフルエンザ予防に温めるなら風門!

寒さが厳しい季節になると、体調を崩しやすくなり風邪をひく人が増えます。特に今年はインフルエンザの流行がすごいですよね。
冬の冷たい空気は体温を奪い、免疫力を低下させるだけでなく、風邪のウイルスが体内に入りやすい環境を作り出します。
そんな時、東洋医学の視点から「風門(ふうもん)」というツボを温めることで、風邪の予防に効果的であると言われています。
風邪予防に効果的?風門ってどこ?
「風門(ふうもん)」は東洋医学における重要なツボの一つで、風邪や寒さが体内に侵入する「門」と考えられています。このツボは、背中の上部、肩甲骨の内側の位置にあり、背骨の両脇にあります(第2胸椎の高さ)。

風門は、体表を流れる「膀胱経(ぼうこうけい)」という経絡上に存在し、外部からの「邪気(寒さや風邪などの有害なもの)」を最初に受け止める場所とされています。
東洋医学では、風邪をひく際にはまず寒さや風がこの風門から侵入すると考えられています。風門が冷えると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなるとされています。また、このツボを温めることで、風邪の侵入を防ぎ、寒さから体を守る効果が期待できるのです。
寒さ対策!風邪やインフルエンザ予防も?風門を温める効果

風門を温める効果って?
- 免疫力アップ!
- 寒気を追い払う!
- 肩や背中のコリをほぐす!
- 風邪予防に効果!
免疫力アップ
風門を温めると、体全体の血流が促進され、免疫細胞が活性化します。
特に冬場は血液循環が滞りがちですが、風門を温めることで体全体の「陽気(体を温めるエネルギー)」を補い、免疫力を高める効果が期待できます。
寒気を追い払う!
風門は「風邪の侵入経路」とされるため、温めることで寒気や冷えを追い払うことができます。
風邪の初期症状であるゾクゾクする寒気を感じたときにも、風門を温めると症状が軽減する場合があります。
肩や背中のコリをほぐす
風門周辺を温めることで、肩甲骨周りの筋肉が緩み、肩こりや背中の張りが和らぎます。
血行もさらに良くなり、体の冷えも改善されます。
風邪予防に効果!
風門を温めることで体がリラックスし、冷えによるストレスが軽減されます。その結果、風邪にかかりにくい体質を作ると言われています
寒さ対策!風門を温める具体的な方法

特に風門を温めることに特別な道具を用意する必要はありません。日常的に簡単にできる方法をご紹介します。
ホットタオルを使う
タオルをお湯で温めて軽く絞り、肩甲骨の間(風門の位置)に当てる方法です。温かさが直接伝わり、リラックス効果も得られます。タオルが冷めたら再度温めて、5〜10分程度続けると良いでしょう。
使い捨てカイロを活用する
風門の位置にカイロを貼ることで、長時間温めることができます。直接肌に貼らず、薄手の服の上から貼るようにしましょう。特に外出時には、この方法が手軽で効果的です。
入浴で全身を温める
風門を直接温めるだけでなく、入浴で体全体を温めることも効果的です。お風呂では肩甲骨の間にお湯を流すように意識すると、より効果が高まります。入浴後は体が冷えないように、すぐに服を着て温かくしておきましょう。
マッサージや指圧、ストレッチ
風門を中心に、軽くマッサージや指圧をすることで血流が良くなり、温かさが持続します。家族や友人に手伝ってもらっても良いですし、セルフケアとして自分で押すことも可能です。
また肩甲骨のストレッチをすることで血流も良くなります!
風門を温める以外に風邪予防・インフルエンザ予防にはどう対策する?
首元を冷やさない
首元は風邪の侵入口でもあります。マフラーやスカーフで首を温かく保ち、寒さを防ぎましょう。
適切な衣服を選ぶ
背中や腰を冷やさないよう、インナーやカーディガンなどでしっかり防寒しましょう。ヒートテックなどの保温性の高い素材の服もおすすめです。
暖かい飲み物を摂る
生姜湯やハーブティーなどの体を温める飲み物を積極的に摂ることで、内側から冷えを改善できます。
部屋の湿度を保つ
冬は空気が乾燥しがちで、喉や鼻の粘膜が弱りやすくなります。加湿器を使うか、濡れタオルを室内にかけるなどして、適切な湿度(50〜60%)を保ちましょう。

まとめ
冬場の寒さ対策として、「風門を温める」ことは、東洋医学的に見ても風邪予防に非常に有効と言われています。風門は風邪や寒気の侵入を防ぐ大切なポイントであり、温めることで免疫力を高め、健康を維持する助けになります。
この冬、風邪をひかずに快適に過ごすために、日常生活の中で風門を温める習慣を取り入れて体を守っていきたいですね!