心身を温める、冬至にオススメ薬膳レシピと冬至の過ごし方
冬至は、一年で最も夜が長く、陽の気が再び増え始める転換点とされています。そんな特別な冬至の日に、中医学の知恵を取り入れた薬膳料理で体を内側から温め、心地よく過ごしてみてはいかがでしょうか?
今回は、冬至にぴったりの薬膳レシピと過ごし方をご紹介していきます!
冬至と中医学の関係
中医学では、冬は「腎」を養う季節とされ、体を冷やさず、エネルギーを蓄えることが重要とされています。冬至の日に温かい薬膳料理を摂ることで、体のバランスを整え、寒さによる不調を防ぐことができます。また、心身を穏やかに保つことで、新しい年への準備が整います。
心身を温めよう!冬至にオススメの薬膳レシピ
1. 黒豆と生姜の温かいスープ
材料(二人分)
- 黒豆:50g
- 生姜:1片(千切り)
- 鶏胸肉:100g(食べやすい大きさに切る)
- 水:500ml
- 塩・胡椒:適量
作り方
- 黒豆を一晩水に浸けて戻す。
- 鍋に水を入れ、黒豆と鶏胸肉を加えて火にかける。
- 沸騰したらアクを取り、弱火で20分煮る。
- 生姜を加え、さらに10分煮込む。
- 塩と胡椒で味を調えれば完成。
ポイント
黒豆は「腎」を強化し、体を温める効果がある食材です。生姜の温め作用と組み合わせることで、冷え性改善にぴったりです。
2. かぼちゃとくるみのほっこり粥
材料(2人分)
- かぼちゃ:150g(皮を剥き、1cm角に切る)
- 白米:1/2カップ
- くるみ:10g(砕く)
- 水:600ml
- 塩:ひとつまみ
作り方
- 白米を洗い、30分ほど水に浸けておく。
- 鍋に白米と水を入れ、弱火で煮る。
- 米が柔らかくなったら、かぼちゃを加え、さらに10分煮る。
- 塩で味を調え、最後にくるみをトッピングして完成。
ポイント
かぼちゃは胃腸を温め、エネルギーを補給する食材です。くるみを加えることで、体を保温し、血流を良くする効果が期待できます。
3. 柚子とナツメの温かい甘酒
材料(2人分)
- 甘酒(ノンアルコールタイプ):200ml
- 柚子:1個(果汁を絞り、皮を薄く削る)
- ナツメ:3個(種を取り除き、細かく切る)
作り方
- 鍋に甘酒を入れ、弱火で温める。
- 柚子果汁とナツメを加え、ひと煮立ちさせる。
- カップに注ぎ、柚子の皮を飾って完成。
ポイント
柚子は冬至の象徴ともいえる果物で、香りがリラックス効果をもたらします。ナツメは血を補う作用があり、冷え性や疲労回復に最適です。
オススメの冬至の日の過ごし方
1. 柚子湯に入る
冬至の日に柚子湯に入るのは、日本古来の風習です。柚子の爽やかな香りが気持ちを落ち着かせるだけでなく、血行促進や体を温める効果も期待できます。
2. 静かな時間を過ごす
キャンドルを灯して瞑想や読書を楽しむのも冬至の日にぴったりです。一年の感謝を振り返り、新しいスタートに向けて心を整えましょう。12月21日の18:21分はミトキの時間と言って、お願い事をするのに良い時間だそうですよ。
3. 恵方を意識して祈る
冬至の日、今年の恵方は西南西の方向だそうです。そのため、恵方である西南西を向いて願い事をすることで、新しいエネルギーを引き寄せられるといわれています。自然や宇宙の力に感謝を込めて祈るのはいかがでしょうか。
冬至のまとめ
冬至は、一年を締めくくる大切な節目です。この特別な日には、中医学の知恵を活用し、体を温める薬膳料理やゆったりとした時間を楽しむことで、心身のバランスを整えることができます。ぜひ、黒豆スープやかぼちゃ粥、柚子甘酒といったレシピを試しながら、心地よい冬至をお過ごしください。