冬は生きる力が減りやすい?そんな冬の季節の過ごし方とオススメ薬膳について

最近めっきり寒さが厳しいですよね。昼間の時間も短く、日の光も少ないため、心身ともにエネルギーが低下しやすい季節なんです。

朝起きれないし気力も沸かない。人と会うのが面倒だな。お風呂に入りたくない
そういったこと、ありませんか?
実はこんな感じになってしまうのは、体の陽気(体を温めたり活力を生むエネルギー)が不足しやすいという冬の特性なのかもしれません。
そこで今回は、冬を無理せず乗り切るための過ごし方や薬膳について、ご紹介していきます。
冬は生きる力が減る?「体力温存」が基本
四季の中で冬は、「静」を重視する季節と言われています。暖かくなり、活動的になっていく春に備え、体力や気力を温存することが大切です。
冬の過ごし方の注意点
冬に無理をすると春先に疲労感が出たり、免疫力が低下して風邪や花粉症に悩まされることも出てくるので要注意
冬の元気を養う基本的な生活習慣

冬を元気に養う生活習慣はどのようなものがあるのかご紹介していきます。
早寝「遅」起き
早寝早起きは、よく聞きますが、冬は無理に早起きする必要はないんです!日が出てる時間が短くなるため、早く寝て、遅めに起きて十分な睡眠を取れるように心がけましょう。自然光が増える朝にゆっくりと起きるのが理想的です。
午前中は日光を浴びよう!
冬の日光は特に大切です。日光を浴びることで、体内時計が整い、セロトニンの分泌が促されます。セロトニンは精神を安定させるホルモンで、冬に多い「気分の落ち込み」を和らげる効果があります。
いつでも暖かく、体を冷やさずに
冷えというのは万病の元になります。室内でも靴下や腹巻きを使って冷えを防ぎ、温かい飲み物をこまめに摂取しましょう。
外出時は首・手首・足首をしっかりと保温してください。
休み休み、過労は避けたい
冬は、普段よりもエネルギーを消耗しやすい季節です。仕事や家事で無理をせず、適度に休息をとることが大切です。
冬の元気をサポートする食べ物
冬の食事は、体を温める「温性の食材」を中心にするとよいでしょう。また、エネルギー補給となる「気を補う食材」や「血を補う食材」を意識して取り入れるのがポイントです。
冬を過ごすのにオススメな食材をご紹介!

1. 体を温める食材
寒さで体が冷えると、血行が悪くなり、だるさや疲れを感じやすくなるので体を温める食材を意識的に食べるのが大事です。
・生姜
・ニラ
・長ネギ
・唐辛子
・シナモン
普段のお味噌汁やスープに長ネギや生姜を少し足すとポカポカしますよ。
2. エネルギーを補う食材
体を動かす元気の素を補う「気を補う」食材は、疲労感を和らげる助けになります。
・エビ
・うなぎ
・鶏肉
・米(玄米がおすすめ)
・山芋
玄米がオススメですが、玄米は少し体を冷やす性質もあるので、毎食ずっと玄米じゃなくても良いです。
3. 血を補う食材
冬は血行が滞りがち。血を補う食材を取り入れることで、冷えや疲れを軽減できます。
・黒ごま
・レバー
・ほうれん草
・黒豆
・クコの実
血を補うだけではなく、血の巡りをよくする食べ物も追加で食べると良いですね。黒豆は血の不足を補いながら巡りを良くするのでオススメです。
冬におすすめの簡単レシピ
- エビとニラのスープ
ニラと生姜を加えたエビのスープは、体を芯から温め、消化を助けてくれる冬にぴったりの薬膳料理です。 - 山芋ごはん
すりおろした山芋を熱々のご飯にかけるだけで、滋養強壮効果が期待できます。醤油を少し加えると風味がアップします。
無理せず、休みながら寒い冬を乗り切ろう

冬は、私たちの体も休むべき季節です。頑張りすぎず、自分のペースで体力を温存しながら過ごしてください。早寝遅起きや日光浴、温かい食事で体をいたわりながら、春に向けての準備をしましょう。
日々の生活に小さな工夫を取り入れるだけで、冬を快適に過ごす力が養われます。