夜泣き改善に役立つ食材と避けるべき食品
子どもの夜泣きは、育児における大きな悩みのひとつですね!私にも可愛い姪っ子と甥っ子がいるのですが、パワーに負けます笑
中医学の観点では、夜泣きは「気(エネルギー)の不足」や「陰陽バランスの崩れ」が原因とされています。
そこで今回は、夜泣き予防に効果が期待できる食材と、夜泣きを悪化させる可能性がある避けるべき食材について、詳しくご紹介します。
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中医学から見る夜泣きの原因
中医学では、心身の「気(エネルギー)」の流れがスムーズであれば、穏やかに眠りにつけると考えられています。しかし、子どもはまだ気が成熟していないため、ストレスや生活習慣の乱れ、食生活の影響を受けやすく、気の巡りが乱れやすいのです。このため、夜泣きが起こることが多いとされています。
夜泣きの原因として考えられる要素
夜泣きの原因は?
- 気の不足:体のエネルギーが不足し、バランスが崩れる
- 陰陽のバランス崩れ:陽気が強すぎたり、逆に陰気が不足していると夜泣きが引き起こされる
- 食べ物の影響:特定の食材が気の巡りを妨げ、寝つきを悪くする
これらを改善するために、日々の食事からできることを考えてみましょう。
夜泣き予防におすすめの食材
中医学では、夜泣きを和らげるために「心を落ち着かせ、気の巡りを良くする」食材を意識的に取り入れることが推奨されています。今回は食材の一部をご紹介します!
夜泣き予防におすすめの食材は?
- ナツメ
- 小豆
- カボチャ
1. ナツメ
ナツメは心と胃腸を強くしてくれる食材として、中医学でよく使われます。気や血を補う効果があり、穏やかな気持ちをサポートしてくれます。また、ナツメは甘味があり食べやすいため、幼児でも喜んで食べられるでしょう。おやつとしてや、煮物に少し加えることで、手軽に摂取できます。
2. 小豆
小豆は、体内の余分な水分を排出し、気を巡らせる働きがあるとされています。特に、利尿作用で体を温め、安定した気の流れを促進してくれます。小豆は甘味があるため、お粥やスープに加えたりして子どもにも取り入れやすい食材です。
3. カボチャ
カボチャには、心を安定させる働きがあるとされており、気の補充を助けてくれます。消化に優しいため、夜寝る前の食事にも適しています。また、甘みがあるため子どもにも人気が高く、スープやおやつに使いやすいのが魅力です。
4. キャベツ
キャベツは、胃腸に優しく、心を落ち着かせる効果があるとされています。特に蒸したり、スープにしたりすることで、消化にも良く、胃腸が弱い子どもにもぴったりです。夜泣きの予防のためにも、夕食のメニューに取り入れてみると良いでしょう。
5. クコの実
クコの実は中医学で「補肝(肝の機能を補強)」作用があるとされ、心の安定をサポートしてくれます。お粥やスムージーに少し加えると、簡単に栄養価がアップします。
夜泣きを悪化させる可能性のある避けるべき食べ物
次に、夜泣きの原因や悪化を招く可能性のある食材についても注意しましょう。中医学では、特定の食材が「気」を乱したり、「陽気」を過剰にさせてしまうと考えられています。以下のような食べ物は避けることが推奨されています。
1. 砂糖やお菓子類
砂糖を多く含むお菓子は、血糖値が急激に上昇し、その後急激に下がるため、精神的に不安定になりやすいとされています。中医学では甘いものは「湿熱」を生じやすいとされ、胃腸に負担をかけます。そのため、寝つきが悪くなり、夜泣きを引き起こす可能性があります。
2. 辛味の強い食べ物(スパイスなど)
唐辛子やスパイスの効いた食べ物は、陽気を増幅し、気の巡りを過剰に刺激してしまうため、夜泣きを悪化させる可能性が高まります。小さな子どもには辛味の強い料理は基本的に避けるようにしましょう。
3. 冷たい飲み物やアイスクリーム
冷たい飲み物やアイスクリームは、胃腸の働きを弱め、体内の「陰気」を不足させる可能性があります。陰気が不足すると、夜間に体がリラックスできず、深い眠りに入りづらくなります。
4. 加工食品
加工食品には保存料や添加物が多く含まれており、これが子どもの体内に負担をかけ、胃腸の機能を乱すことがあります。消化に負担がかかるため、夜泣きを引き起こすリスクが高まります。なるべく自然の食材を使用した手作りの食事を心がけましょう。
参考URL:National Center for Complementary and Integrative Health (NCCIH)
夜泣きの対策は生活習慣と食生活のバランスから
中医学では、子どもの夜泣き対策として、食生活だけでなく生活リズムの改善も重要とされています。定期的な運動や入浴でリラックスさせることも大切です。穏やかな眠りのためには、家族で落ち着いた環境を整え、夜にスマホやテレビを控えると良いでしょう。
まとめ
最後に、夜泣きに悩む親御さんにとって、日常の中で無理なく取り入れられる「心と体の養生法」として、中医学の食養生を参考にしてみると良いでしょう。