大晦日といえば年越し蕎麦?大祓の過ごし方と薬膳的なポイントをご紹介!
年の瀬ですね。冬至が終わり、クリスマスが終わり、残りは年越しです!
大祓(おおはらえ)は、年に実は2回行われる日本の伝統的な行事何です。心身を清め、新たなスタートを切るための大切な儀式です。6月と12月に行われる大祓は、日常生活の中で溜まった罪穢れやストレスをリセットする絶好のタイミングでもあります。6月30日と12月31日が一般的な日付として知られています。今回は、大祓を過ごす際の薬膳的なポイントと、年越し蕎麦の楽しみ方について紹介します。
大祓を薬膳的に考える
薬膳では、「未病を防ぐ」ことが基本的な考え方です。大祓のような心身をリセットする機会のポイントをお伝えします!
心を整える食材を取り入れる
心を落ち着かせる効果のある食材は?
- 蓮の実(蓮子)
- 百合根
- 小豆
これらは「心」を養い、不安やストレスを和らげる働きがあります。
デトックスを意識した食事をしよう!
年末年始、飲み会に行く機会も増えますよね。
デトックスを意識した食材は?
- 大根:消化を助け、体内の老廃物を排出。
- 山芋:消化吸収を助け、体力を回復。
- 海藻類:腸内環境を整えます。
暖かい食事で「陽気」を補おう!
冬は冷えやすい季節。
体を温める食材は?
生姜やネギを使ったスープや煮物を摂ることで、気血の巡りを良くし、冷えを防ぎましょう。
大晦日に食べる年越し蕎麦の薬膳的アプローチ
年越し蕎麦は、「長寿」や「厄を切る」という意味を込めて食べられる伝統的な一品です。
薬膳的な蕎麦の効果をご紹介します!
蕎麦の薬膳としての効果は?
- 血流改善:蕎麦は血管の健康をサポートするルチンを豊富に含んでおり、冬場の冷えやむくみに効果的。
- 消化を助ける:胃腸に優しいため、年末の疲れた消化器官を癒してくれます。
レシピ:薬膳年越し蕎麦
材料(2人分)
- 蕎麦:2人分
- 大根おろし:1/2本分
- 柚子の皮:適量
- 三つ葉:適量
- 生姜(すりおろし):小さじ1
- 昆布だし:500ml
- 醤油:大さじ2
- みりん:大さじ1
- 塩:少々
作り方
- 昆布だしを鍋に入れ、醤油、みりん、塩を加えて一煮立ちさせます。
- 蕎麦を茹でて水気を切り、器に盛ります。
- 大根おろし、生姜、三つ葉、柚子の皮をトッピングし、熱々のだしを注ぎます。
- 好みで七味唐辛子を振って完成!
この年越し蕎麦は、消化を助ける大根おろしや体を温める生姜を使い、冬の冷えを防ぐ効果が期待できます。
浄化に大切な、大晦日の大祓の儀式は?
大祓の儀式では、形代(かたしろ)と呼ばれる紙に自分の穢れを移し、それを川や海に流すことで浄化します。この行為は、心の中に溜まったモヤモヤやネガティブな感情を手放す象徴でもあります。
薬膳的にも、「デトックス」をテーマにした食事は心と体の浄化に繋がります。食材選びに意識を向けながら、一年を振り返り感謝の気持ちで新年を迎えましょう。
浄化に大切な、以下の習慣も取り入れることもオススメします。
・好きな香りのアロマオイルで空間を浄化。
・白湯を飲みながら深呼吸して、自分の内面と向き合う。
・月や星を見上げながら感謝の気持ちを心の中で唱える。
大晦日にオススメのデトックス薬膳スープ
材料(2人分)
- 白菜:2枚
- しめじ:1/2パック
- 生姜(薄切り):3枚
- 長ネギ:1/2本
- クコの実:小さじ1
- 昆布だし:600ml
- 味噌:大さじ2
- ごま油:小さじ1
作り方
- 鍋に昆布だしを入れ、生姜とクコの実を加えて火にかけます。
- 白菜としめじを食べやすい大きさに切り、鍋に加えて煮込みます。
- 野菜が柔らかくなったら、味噌を溶き入れます。
- 器に盛り付け、ごま油を垂らして完成!
このスープは体を温める生姜やネギ、免疫力をサポートするクコの実が入っており、心身の疲れを癒す効果があります。年末の疲れに是非オススメです。
まとめ
大祓は、一年を締めくくるための大切な時間です。薬膳的なアプローチとスピリチュアルな要素を組み合わせて、心身ともにリフレッシュし、新しい年を迎えましょう。
今年もどうぞ良いお年をお迎えください!