不安な時に心を落ち着かせる方法!薬膳で心と体のバランスを整えよう

漠然とした不安や仕事のストレス、将来への不安になることもありますよね。不安なる、というのは誰にでもある自然な感情です。ですが、そのまま放置してしまうと、体調不良や精神的な負担を引き起こす可能性もありますよね。
そういう私もなんだかずっと続いてる山火事やら、今の現状やら何やらで漠然とした不安があったりします笑
今回は、不安を和らげる方法として「薬膳」を取り入れたセルフケアについてご紹介します。
薬膳って何?
薬膳(やくぜん)は、東洋医学に基づいて食材の効能を活かし、心と体のバランスを整える食事法です。薬と聞くと少し敷居が高いと感じるかもしれませんが、薬膳の基本は「食べ物を通じて健康を保つ」という考え方です。
漢方や食材の性質を理解し、普段の食事に取り入れることで、自然と体調が整い、不安感の軽減にもつながります。
東洋医学では、不安やストレスといった精神的な症状は「気」の流れが滞ることで生じると考えられています。薬膳ではこの「気」を巡らせる食材を活用し、不安を和らげる助けをします。

なんだか不安だな、と思う人におすすめの薬膳的アプローチ
1. 心を安定させる食材を取り入れる
東洋医学では、「心(しん)」と呼ばれる臓腑が精神活動を司っているとされています。「心」を穏やかにすることで、不安感を和らげる効果が期待できます。以下の食材を積極的に取り入れましょう。
オススメの食材は?
- ナツメ(棗)
ナツメは「血」を補い、「心」を養うとされる食材です。不安感やイライラに効果的で、夜の眠りを深める助けにもなります。お茶やスープに加えると取り入れやすいです。 - 百合根(ゆりね)
百合根は心を落ち着かせ、不安感や緊張を和らげる効果があります。スープや和え物にすると美味しく摂取できます。 - クコの実(枸杞子)
クコの実は体の滋養を助け、気持ちを穏やかに保つサポートをします。ヨーグルトにトッピングするなど、簡単に日常の食事に取り入れられます。 - 黒豆
黒豆は「腎(じん)」を補い、体のエネルギーを蓄える役割を果たします。腎の弱りは不安感や恐れの感情を引き起こすとされており、黒豆を取り入れることで安定した心持ちを保ちやすくなります。
2. 自律神経を整える温かい飲み物
不安を感じるときには、体を冷やさずに温かい飲み物でリラックスすることが大切です。特に以下の薬膳茶がおすすめです。
薬膳茶をどうぞ
- ナツメ茶
ナツメを煮出したお茶は、心を落ち着けてリラックス効果をもたらします。ほんのり甘みがあり、気持ちを和らげるのに最適です。 - 菊花茶
菊の花を使ったお茶は、目の疲れを癒し、心を穏やかにする作用があります。仕事やスマホで目を酷使している方にもおすすめです。 - 陳皮茶
みかんの皮を乾燥させた陳皮は、気の巡りを良くし、心のモヤモヤを取り除いてくれる効果があります。
これらのお茶は市販で購入できるものも多いので、お手軽かなとも思います!

3. ストレスを軽減する香りを取り入れる
薬膳は「食べるだけ」ではなく、五感を活用して心身を整えるのが特徴です。特に、香りは心を落ち着ける効果が高いと言われています。
オススメの香りは?
- 陳皮や柑橘系の香り:気分をリフレッシュし、前向きな気持ちを取り戻すのを助けます。
- 桂皮(シナモン)の香り:心を温め、気持ちを穏やかにしてくれる効果があります。
- ラベンダー:不安感やストレスを軽減し、安眠をサポートします。
アロマオイルやお香を使うのも効果的ですが、料理にこれらのスパイスを取り入れることで、より自然に香りを楽しむことができます。
なんだか不安な時に作ってみよう!簡単に作れる薬膳レシピ!

心を落ち着けるナツメとクコの実のスープ
材料(2人分)
- ナツメ(棗):5個
- クコの実(枸杞子):小さじ2
- 鶏むね肉:100g(または豆腐で代用可)
- 生姜スライス:3枚
- 水:500ml
- 塩:少々
作り方
- 鍋に水を入れ、ナツメとクコの実、生姜スライスを加えて弱火で煮ます。
- 鶏むね肉を一口大に切り、鍋に加えて15分ほど煮込みます。
- 塩で味を調えたら完成です。
このスープは体を温め、気の巡りを整える効果が期待できます。夜寝る前に飲むと、リラックスした状態で眠りにつけます。
まとめ
不安な気持ちは、無理に追い払おうとせず、「自分をいたわる時間」なんだな、と思ってみてください。
薬膳を日常の食事や飲み物に取り入れることで、心と体のバランスを整え、不安を軽減するサポートになります。
無理せず、自分のペースで取り組んでみてください。