きゅうりの薬膳効果って?暑い夏に最適なきゅうりの栄養価について

きゅうりといえば夏野菜!今回はきゅうりの中医学としての薬膳の効果と栄養価についてご紹介していきます!

内容はこちらのショート動画にまとめてあります。

きゅうりの薬膳効果は?

きゅうりは、古くから中国の薬膳(やくぜん)料理に使われている夏野菜です。

薬膳とは?

食材の持つ栄養素や効果を最大限に活用し、体調を整える食事法

きゅうりはその清涼感と水分量の多さから、夏の疲れや暑さによる体調不良を改善するための食材として重宝されています。

短めのきゅうり
画像引用元:pixabay

きゅうりの栄養価と効果は?

きゅうりは実は90%以上が水分なんです!ほぼ水!低カロリーでダイエットにも適しています。水分が豊富なだけでなく、多くの栄養素を含んでいる点が魅力の一つです。ビタミンCやカリウム、食物繊維が豊富で、以下のような健康効果があります。

  1. 水分補給と熱中症予防 きゅうりは豊富な水分を含んでおり、夏場の水分補給に最適です。汗をかきやすい季節には、脱水症状や熱中症の予防に役立ちます。
  2. 抗酸化作用 ビタミンCが豊富に含まれており、体内の活性酸素を除去する抗酸化作用があります。これにより、肌の老化を防ぎ、免疫力を高める効果があります。
  3. デトックス効果 きゅうりにはカリウムが多く含まれており、体内の余分な塩分や水分を排出する効果があります。そのため、むくみの解消や高血圧の予防にも効果的です。
  4. 消化促進と腸内環境の改善 食物繊維が豊富なため、腸内環境を整え、便秘の改善にも役立ちます。食物繊維は消化を助け、腸の蠕動運動を促進する効果があります。

これだけみても、きゅうりは便秘の改善にもなるし、熱中症予防や水分補給にも良い食材なんだということがわかりますね!

薬膳料理としてのきゅうりとは?

日本ではきゅうりはそのまま生で食べたり、漬物にしたりするのが主流かなと思います。そうなんですが、中国人の彼は、きゅうりを炒め物にしたりスープにしたりしています!

それがまた美味しいんですよね笑

薬膳では、きゅうりを他の食材と組み合わせることで、その効果をさらに高めることができます。

きゅうり

中医学的な特徴

五味→甘、五性→寒、帰経→胃、腸

体にこもってしまった余分の熱を冷ます効果があり、体の中の余分な水分を排出する働きもあります。むくみがある方にオススメです。ただし食べ過ぎると体を冷やしすぎてしまうことも!

例えば、きゅうりとミントを一緒に摂取することで、清涼感を増し、消化を助ける効果が期待できます。レモンや酢を加えることで、さらにデトックス効果を高めることができます。暑すぎる場合はそれでも良いのですが、体を冷やしすぎる性質もあるため、ネギやしょうがなど体を温める食材と一緒に食べると相性が良いです!

中医学でのきゅうりの具体的な役割は?

  • 清熱解毒・・・咽頭、喉頭が腫れて痛いときに効果あり(咽喉腫痛)、熱病の煩渇
  • 利水消腫・・・下痢、浮腫のある人に
  • 潤膚美容・・・皮膚の赤みや皮膚の乾燥に

応用例

きゅうりと黒きくらげを合わせると血圧降下に効果があると言われています。ナムルとして食べるのがオススメ。

スライスされたきゅうり
画像引用元:pixabay

きゅうりを効果的に摂取するためには?

きゅうりは、実は皮ごと食べるのが最も栄養価が高いとされています。皮には食物繊維やビタミンが多く含まれているため、可能であれば無農薬のきゅうりを選び、しっかりと洗ってから皮ごと食べるのがおすすめです。

きゅうりの性質は、体を冷やすため、実は冷え性の方には注意が必要な食材です。きゅうりは体を冷やす効果が強いため、冷え性の方は摂取量を控えるか、温かい料理に加えると良いでしょう。

まとめ

きゅうりは、薬膳の観点からも非常に優れた食材です。夏の暑さ対策や、体内のバランスを整えるために、日々の食事に取り入れてみてはいかがでしょうか。きゅうりの持つ栄養価と薬膳効果を活かして、健康的な夏を過ごしましょう。

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