猫の手作りご飯初心者必見!猫にとって有害?食べてはいけない食べ物と理由について

猫の健康を考えて「手作りご飯を作ってみたい!」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか?
手作りご飯は 新鮮な食材を使えたり、添加物を避けられる というメリットがあります。ですがその一方、猫にとって 「危険な食材」 もあるため注意が必要です!
「人間には大丈夫でも、猫には毒になる」食材も少なくありません。
そこで今回は、獣医学的な情報をもとに 「猫が食べてはいけない食べ物とその理由」 を詳しく解説します!
📚 参考サイト
本記事の情報は、以下の獣医学・ペット医療機関 のデータをもとにまとめています。
✅ ASPCA(米国動物虐待防止協会)
✅ コーネル大学 獣医学部
✅ 米国食品医薬品局(FDA)
✅ The Humane Society of the United States
✅ Pet Poison Helpline(ペットの毒性情報)

⚠️ 猫が食べてはいけない食べ物リスト
🧅 ① 玉ねぎ・ねぎ・ニラ・にんにく(ネギ類)
🚨 理由:赤血球を破壊し、貧血を引き起こす
ネギ類に含まれる 「有機チオ硫酸化合物」 は猫の赤血球を破壊し、溶血性貧血 を引き起こします。
最悪の場合、命に関わる危険な食材です!
⚠️ NGポイント
加熱しても毒性は消えない
少量でも危険(スープやだし汁もNG)
症状 :元気がない、嘔吐、下痢、尿の色が赤や茶色くなる
🍫 ② チョコレート・カフェイン(コーヒー・紅茶など)
🚨 理由:中枢神経を刺激し、心臓に負担をかける
「テオブロミン」や「カフェイン」 は猫の中枢神経を過剰に刺激し、最悪の場合 心臓発作 を引き起こします。
⚠️ NGポイント
テオブロミンは体内に長く残り、蓄積すると危険
症状 :少量でも 嘔吐・下痢・興奮・震え などの症状が出る
🥑 ③ アボカド
🚨 理由:「ペルシン」が猫にとって有毒
アボカドに含まれる「ペルシン」は 猫の消化器官や呼吸器に悪影響を与える ことが報告されています。
⚠️ NGポイント
果肉だけでなく、皮や種も毒性あり
症状 :嘔吐・下痢・呼吸困難

🍇 ④ ぶどう・レーズン
🚨 理由:腎不全を引き起こす可能性がある
ぶどうやレーズンを食べると、猫は 急性腎不全 を引き起こす可能性があるそうです。
⚠️ NGポイント
レーズンは乾燥しているため、さらに危険
症状 :嘔吐・下痢・食欲不振・脱水
🐟 ⑤ 生の魚(特に青魚)
🚨 理由:ビタミンB1欠乏症を引き起こす
「猫といえば魚!」というイメージがありますが、生の青魚(サバ・イワシなど)はNG!
青魚には 「チアミナーゼ」 という酵素が含まれており、ビタミンB1(チアミン)を破壊 してしまいます。
⚠️ ポイント
加熱すればOK!(チアミナーゼは熱に弱いため)
症状 :ビタミンB1不足 → 食欲低下・ふらつき・けいれんを起こす
🍩 ⑥ 人間用の加工食品(ハム・ソーセージ・お菓子など)
🚨 理由:塩分・糖分・添加物が多く、腎臓に負担がかかる
人間用の加工食品は猫にとって過剰な塩分・糖分を含み、腎臓や心臓に負担をかける可能性があります。
⚠️ NGポイント
- 腎臓病のリスクが上がる(特にシニア猫)
- 添加物が長期的に健康を害する
🍶 ⑦ 牛乳・乳製品
🚨 理由:乳糖を分解できず、消化不良を起こす
The Humane Societyによると、成猫の多くは乳糖を分解する酵素が不足しており、牛乳を飲むと 下痢や消化不良 を起こしやすいそうです。
⚠️ NGポイント
- 成猫は 乳糖不耐症 の可能性が高い
- 猫用ミルクならOK!

🥚⑧生卵白
🚨 理由:生の卵白には「アビジン」と言う酵素が含まれているのですが、このアビジンは、皮膚や被毛を健康に保つために必要な「ビオチン」を破壊してしまいます。
⚠️ ポイント
- 加熱した卵白は猫に与えて問題ありません
症状 :皮膚病や無気力といった症状が出る可能性があります
🦑⑨タコ・イカ
🚨 理由:生のイカにはチアミナーゼという酵素が含まれておりますが、この成分がビタミンB1を分解する作用があります。
⚠️ NG ポイント
- しっかりと加熱したイカであれば問題ありませんが、イカは消化が悪い食材なのでオススメできません
症状 :生で食べるとビタミンB1欠乏症→脚気
加熱して食べると下痢や消化不良を起こす可能性も。
🌟 まとめ:安全な手作りご飯を作るために
🐾 猫が食べてはいけない食材を把握する!
🐾 基本は「加熱」&「シンプルな食材選び」
🐾 猫専用の栄養バランスを考える(手作りご飯だけでは栄養が不足しがち)
愛猫の健康を守るために、安全な手作りご飯を一緒に作ってみませんか?